着物ものがたり ホーム着物ものがたり3.着物の組み立て 2021.07.05 3.着物の組み立て 生地の性質に合わせながら3㎜から5㎜の巾で一針一針手縫いで縫い上げます。手縫いすることで縫い目が表に出ず、仕立て直しが出来るのです。着物の表側と裏側にズレが出ないよう、程よく糸をゆるませながら生地をとじ合わせます。長く着こなす気配りとして、要所要所にカン止め縫い(同じ場所に何度も糸を巻きつける技法)をしていることもあります。近代ではミシンで縫い上げることもあります。しかし、丈夫な着物に仕上がっても縫い目が出てしまうために仕立て直しができなくなるのです。 前のページに戻る